2017年12月20日水曜日

ナビサレ村のアヘド



ナビサレ村のアヘド・タミミがイスラエル軍に逮捕された。16歳の女の子。2016年に訪れたナビサレ村は人口600人の小さな村。毎週金曜日に時には海外からも支援者がやって来る抗議デモで知られていた。私はその夏の一夜、インターフェース・ピースビルダーというパレスチナ支援グループにまじって一晩タミミ家に泊めていただいたのだが、その頃、タミミ一族がリーダーとして続けていた非暴力デモは、停止されたばかりだった。タミミ家の居間のテーブルには、イスラエル軍が使用しているさまざまな武器の弾丸が置かれていたが、軍の武器使用があまりにも危険になってきたので、抗議を一時停止せざるをえなくなったと、アヘッドのお母さんのナリマンが話してくれた。




2017年12月16日土曜日

アメリカの国防予算がとんでもないことに

2008年度予算で軍事費の大幅増額を求めてきた共和党。現在、軍事費の予算案は6430億ドル。常軌を逸している。どう考えたって。
NYタイムズ社説(2017年12月15日)。以下、ざざっと要約です。(文責=大竹秀子)



現在、軍事費の予算案は6430億ドル。国防総省自身の委員会による調査で、同省が国民の税金でまかなわれる膨大な予算のうち、5分の1を無駄遣いしているという結果が出ているし、いくら北朝鮮やイスラム過激派の脅威を考慮するにしても、他に予算をぜひとも必要とする分野がいくつもある。いまだってアメリカの軍事費は、世界第1位。2位以下8位までの国の軍事費を総計したよりも多い金額。この膨大な額は、あんまりではないか。